五十肩(四十肩)

これまで10年間、のべ10,000人以上の患者さんを診てきて
この【五十肩】も日本人の特に女性に多い症状です。

重症から軽症までを合わせると1,000人以上診てきましたが
その内男性は50人もいませんでした。

しかも男性の場合、スポーツの障害が原因の方が多かったです。

ちなみに五十肩も四十肩も同じもので、正式名称は【肩関節周囲炎】

名前の通り、肩回りの何かしらの痛みや症状の総称で
非常にザックリとした傷病名でしたが、

最近では「原因の特定出来ない肩回りの症状」のことを指すようです。

『情報があり過ぎて何を信じたら良いのか分からない』

「整体やマッサージに行って、病院で注射も打ったけど悪化した」

「鍼灸で楽になった」「鍼灸でも効果なかった」

「ほっといたら勝手に良くなった」

調べると色々出てきます。
それだけ肩の症状は種々多様で、人によって進行度が異なります。

誰かがうまくいったからといって、その方法が自分に合うとは限らないのです。

安心していただきたいのは

【五十肩】は放っておいても半年?1年ほどで必ず治ると言われています。
中には1年以上かかる人もいますが、大半の方が良くなられています。

ですので【五十肩】の治療は

放っておいたら1年かかるものを、半年?9ヶ月に縮めるもの。
そんな感覚で捉えておいていただけると良いと思います。
(なぜ時間がかかるのかは後に説明します)

長時間動かさない(痛くて動かせない)でいると
運動障害が出てきますので、リハビリは必ずおこなった方が良いです。

ごく稀に、肩関節の内側に骨の刺ができる症状や
(骨刺の場所によっては手術も不可)

棘上筋という筋肉の断裂など
場合によってはもちろん入院して手術ということになりますが

多くの場合は運動療法がかなり効果的になりますので

・「何かおかしいな?」と感じている方
・だいぶ時間がたっちゃったけど診てもらった方が良いのかな?

というあなたも是非お気軽にご相談ください。

『冷えが原因』

最近では「更年期障害と五十肩」との関連性が指摘されています。

簡単に説明すると

①何かしら肩への負担があったが症状が出る程ではなかった
②更年期の影響で血行が悪くなる
③すると回復力が下がる
④負担に耐えきれず肩に症状が出る【五十肩】

このような感じで発症に至ります。

ここで注目したいのが

●急になったのではなく以前から負担がかかっていたこと
●血行が下がり『冷え』の症状があること
●更年期障害というホルモンバランスの影響が強いこと

いくら人間に自然治癒力があるとはいっても万能ではありません
これだけの要因が絡み合い、治るのに時間がかかってしまうのです。

さらにさらに

【五十肩】の原因になりやすい肩の筋肉に『棘上筋』があります。

この筋肉はペラペラに薄い上に、血液の循環が他の筋肉に比べ
1/3しかないので、損傷すると治り難い性質があります。

ただでさえ血液の循環が良くない所に、冷えて血行障害が出ては
どうしようもありません。なんとかして血液を循環させて
回復を促すのに運動は優れた効果を発揮します。

【運動の順番】

五十肩の初期は痛みも強く『炎症期』なので
あまりたくさんは動かせません。

そこで一般的には『他動運動』といって
自分で動かさずに外から動かしてもらうことから始めます。

ムリは禁物ですが、この運動療法を入れる時期が早い程
予後が早く楽に、つまりリハビリ期間が短くなります。

例えば骨折をしたとして
①まずは骨がくっつくまでは固定して安静にします
②長期間固定していると筋肉が衰え、関節が固まって動かなくなります
③最後にリハビリをして筋力と関節の動きを元に戻します

最近ではリハビリを早く始めた方が良いとされ

完全に治るまで安静にしているよりも③の期間がかなり短くて済み
身体の機能も元の状態に近い状態まで戻すことが可能になりました。
(損傷の度合いによっては完全には元には戻らない)

筋肉や腱が損傷して炎症を起こしているのに
バンバン動かしたり・揉んだりしては炎症が強くなってしまいます。

様子をみながら『他動運動』から始めて徐々に『自動運動』に
切り替えていく必要があります。

当店独自のA.R.Mトレーニングでは

初期には肩周辺もしくは全く別の部分を動かすことで
血行と肩関節を含む全身の関節可動を改善していきます。

特に肩の関節と股関節は密接な関係があり重要です。

『自分を助けてくれるセルフケア』

「整体やマッサージに行った時は良い感じがするんだけど・・」
という声を良くお聞きします。

その場は形が良くなったり・血行が良くなったりしていますが
使い方が変わっていませんので、歩いて帰る時には元の身体に
戻ってしまっているのです。

この「日常の環境」と「治療の環境」にギャップがあり過ぎるのが
問題だと考えています。

回復できる時間が短すぎるのです。

当店では効果を持続・回復時間を長くするために
『立つ・座る・歩く』を徹底的に指導させていただきます。

人間本来の自然な姿勢や動きを覚える事で脳からの誤作動を防ぎ
できる限り早期改善を目指します。

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